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  • 百年の子

  • (小学館)
  • 著者: 古内 一絵
  • ナレーター: 石田 ひかり
  • 再生時間: 12 時間 35 分
  • 4.8 out of 5 stars (515件のカスタマーレビュー)

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百年の子

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あらすじ・解説

人類の歴史は百万年。だが、子どもと女性の人権の歴史は、まだ百年に満たない。
舞台は、令和と昭和の、とある出版社。
コロナ蔓延の社会で、世の中も閉塞感と暗いムードの中、意に沿わない異動でやる気をなくしている明日花(28歳)。
そんな折、自分の会社文林館が出版する児童向けの学年誌100年の歴史を調べるうちに、今は認知症になっている祖母が、戦中、学年誌の編集に関わっていたことを知る。
世界に例を見ない学年別学年誌百年の歴史は、子ども文化史を映す鏡でもあった。
なぜ祖母は、これまでこのことを自分に話してくれなかったのか。
その秘密を紐解くうちに、明日花は、子どもの人権、文化、心と真剣に対峙し格闘する、先人たちの姿を発見してゆくことになる。
子どもの人権を真剣に考える大人たちの軌跡を縦糸に、
母親と子どもの絆を横糸に、物語は様々な思いを織り込んで
この先の未来への切なる願いを映し出す。
戦争、抗争、虐待……。繰り返される悪しき循環に風穴をあけるため、今、私たちになにができるのか。

人々の心を掬い取る達人・古内一絵さんが
「本当に書きたかったテーマ」と渾身の思いで取り組んだ
子どもの、女性の、母と子の人生を掴み取る姿を描き出す、感動大河小説。
©Kazue Furuuchi 2023 (P)2023 Audible Originals, LLC

【特別動画】石田ひかりさんインタビュー

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百年の子に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
  • 4.5 out of 5 stars
  • 星5つ
    406
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    16
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ストーリー
  • 4.5 out of 5 stars
  • 星5つ
    406
  • 星4つ
    70
  • 星3つ
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    3
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    3

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ナレーションもよかった

おばあさんのすえさんの戦争体験が生々しく、今まで読んだ戦争体験の中でも、とてもリアルで感情的に理解できるものでした。
女性のあり方が、声高に女性の地位を高めようと言うよりも、女性そのものの強さや柔軟性や多くの素晴らしい素質を感じさせるもので、むしろそのことに共感を覚えました。
大きく包み込むような、広がるような大河のような理解と、理性に裏打ちされた聞いていてとっても心地よかったです。

石田ひかりさんのナレーションも、最初の何分かはちょっと違和感があり、プロのナレーターに頼んだ方が良いのではないかなと思ってしまいましたが、聞き続けていたら、心地よく、素直に入ってきました。
石田ひかりさんと言う方の性質がそのまんまマッチしているのかもしれないなと感じました。

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母親の立場で聞いてみて

それぞれの立場で思いがあり、行動があり、考えがある中で、マチコさんの立場が自分と重なり子どもを産めばもちろん何を置いても子ども1番で育てて行きたい❗️
でも、仕事もあり家事もあり旦那さんの考えもあり、その中で何を今1番優先しなくては行けないのか、いつも悩み育児をしていた頃を思い出し涙が出ました。
今涙が出るって事はあの頃一生懸命だったんだなぁと当時を思い出しました。
女の3世代の話しとても良かったです。
石田さんのナレーションがこの話しにとても合っていたと思います。

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この本に出会えたことに感謝します

多くのことを考え、気付かされることの連続でした。
女性の権利、子どもの権利、と声高に叫ぶわけでもないのに、それぞれの人の生き方、他者との関わりの中に大切なことが織り込まれていて、心の中にじんわりと広がる温かな余韻に浸っています。

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聴けてよかったです。

戦中戦後がら令和の現在までの思いに感動しました。私も個人的に昭和40年代前半の学習雑誌の愛読者でしたので尚更。ストーリーの中の人間関係がやや出来すぎのようにも感じましたが、思いを伝えるためのフィクションとして有効なのかもしれません。
石田ひかりさんの訥々としたナレーションが心に沁みました。

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最高に癒されました

目が弱くなり旅行の移動中にと思いこちらのサービスの利用を始めた所その出張先でコロナに感染。熱で体は動かせないものの眠ることも出来ない状態で、石田さんの優しい声に癒されながら日本の歴史を出版界と3代に渡る女性の生き様を通して考える事ができ、ある意味コロナに感謝です。反省しながら過ちを繰り返さないよう前に進む。これからの人生の参考にさせて頂きます。

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とても素晴らしい作品

家族の歴史、親の思い、子供への思い、たくさんの気付きを与えて貰いました。
最後は号泣してしまいました。
ナレーションも優しく温かく、とても心地良く作品にとてもあってたと思います。

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心が震えたと同時に、たくさんのことを考えるキッカケをくれた物語です。

作家である古内さんが全身全霊で取り組み、生み出してくれたこの物語は、私の心を熱くし、同時に優しくしてくれました。ありがとうございます。

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とても良かった

春風の君の名前が明らかになった時、わぁっと込み上げてくるものがあり涙が溢れてきました。そこからの次章へのつながりがとても自然で良かったです。また読み直したい一冊です。ナレーションがとても心地良く耳に響きました。

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    5 out of 5 stars

読後感がいい、まさしくこれです

祖母、母、娘、3代に亘るいいストーリーでした。ナレーションもとてもよかった。

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猛烈に「勉強」したくなった。

 子供の人権が認識されてからたかだか100年だという。男女雇用機会均等法ができたのは1986年。『子供の人権が……』の半分にも満たない。しかも、そんなのあった? という程度である。
 子供は親の物、家の物。しかも女が育てる物。それが前提としてある限り女は仕事に打ち込めない。『家計の助けとしての稼ぎ』の枠を出られない。
 子供は受動であるしかいられないぶん、知識の取捨選択という受動適法で、女は助け合うというネットワークで未来の生き方を模索する。それは静かな静かな革命だ。

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