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[5巻] 紀行文学名作選〈北海道、屋久島・沖縄編〉 5
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このコンテンツについて
収録内容
<北海道>
・摩周湖紀行 林芙美子
平野と湖を眺め暮らす芙美子が語る。「宿屋では牛乳と鮭と蕗ばかり。この一ヶ月は、私を楽天家にしてくれた。陽気になりつつある。十一貫の小さな私が、一貫目も増えた。生きていることは愉しい。」
・雪中行 石川啄木
啄木は小樽から旭川に向かう景色を「木という木は皆、その幹の片端に雪を着けている。死の林とは、これまであるまいか。数知れぬ樹が皆、白銀の鎧を着て立ち往生している」と描く。
・空知川の岸辺 国木田独歩
開拓地を求めて石狩の野を往く若き独歩。だが、原始の大森林の中で「この場所、この時において、人はただ《生存》そのもの」と空想する。
・層雲峡より大雪山へ 大町桂月
「富士山に登って山岳の高さを語れ、大雪山に登って山岳の大いなるを語れ」の名文で始まる桂月渾身の山岳紀行は、大雪山に連なる層雲峡を「鬼神が天上に楼閣を造れるかと思われるばかり」と絶賛する。
<屋久島・沖縄>
・屋久島紀行 林芙美子
樹林に蔽われた山々を見「人間が住んでいる島なのか」と感じた芙美子。トロッコで山上に達すると「鋭利な知能を必要としない自然、柔らかい山ふところに登りつめ、私はその楽しみの飽くことを知らない。山の精力が細やかな種子になって降る」と詠む。
・沖縄の思い出 柳宋悦
沖縄に長く滞在し「万葉時代が今も生きている」と、音楽、舞踊、織物、工芸品等をこよなく愛した「美の巨人」宋悦。その特長を「沖縄の音楽や踊りは、日々の暮らしの中に滲み込んでいて、むしろ暮らしがそれらのものの中にあり、それがない所に、暮らしがない有様です」と述べる。
・島の人生 柳田國男
「沖縄は決して最後の沖の小島ではない。その抱えている苦しみも、宮古、八重山の島の人々が、沖縄に感じている不便と不満と同じものである」と國男は述べ、《諸君の不平には限界があってはならぬ。》と青年に熱く語りかける。©国書刊行会
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ストーリー
日本最西端、台湾まで約百キロ、沖縄県の与那国島。沖縄本島はもちろんのこと、八重山諸島の主島・石垣島からも遠く隔たった、正真正銘「絶海の孤島」である与那国島は、世界最大の蛾「ヨナグニサン」が生息し、「カイダー文字」という独自の象形文字も残る、自然も文化も極めて特異な土地である。中心集落・祖納(そない)に建つ十山神社(とおやまじんじゃ)は、沖縄特有の聖所・御嶽(うたき)が近代になって神社とされたものだが、与那国では、沖縄の他の地域と異なり、特に立入を禁止していないという。入口に鳥居はあるが、社殿は琉球建築であり、内部に香炉や「真天照」の文字が掲げられるなど、独特な様式である。この神社は、最西端の神社でもある(厳密には島のもっと西にも祠はあるが)。その祖納集落を見下ろす山の中腹にある岩窟「イヌガン」は、与那国の始祖たる女と犬が住んだ伝説がある。その奥にあるより大きな岩窟「ティンダハナタ」は、与那国の聖地であり、中世与那国の伝説的女酋長、サンアイ・イソバが住んだ場所と伝わる。彼女は巨体・怪力の持ち主で、霊力あるシャーマンでもあり、六つの乳房を持っていたともいう。与那国を支配下に置こうとやって来た琉球王朝軍を撃退したとも言われる。「ヤマト」とも「琉球」とも違う、日本最西端の島の独特な民俗を巡る旅の話。
著者: 高橋 御山人
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水仙
- 著者: 林 芙美子
- ナレーター: 相本 由美子
- 再生時間: 50 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
〈花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき〉 うつくしく、なのに、いや、だからこそ踏みにじられ苦しむ花。つかれはてた女、そして男。慈しみを込めて描かれた端正な佳作。
著者: 林 芙美子
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アジアの女・アジアの声
- 著者: 山崎 朋子
- ナレーター: 山崎 朋子
- 再生時間: 55 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
名だたる文筆家が登場する、文藝春秋の文化講演会。 帝国海軍の伊号潜水艦長であった父を喪った経験や、朝鮮人青年との悲愛、アジア各地に散った定年底辺女性や満州花嫁の悲劇といったエピソードから、「個人」の幸福を蝕み、人を狂わせる「国家」の姿を浮き彫りにする。(1989年6月25日 広島市安佐町民センター 菊池寛生誕百周年記念講演会より)
●赤子 ●桟 ●オモニ、会いたい 文藝春秋の文化講演会は、文学談や執筆秘話に人生論も交え、含蓄と味わい深い講演があなたの生き方に豊かさと彩りを添えます。
著者: 山崎 朋子
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wisの夏目漱石 01「吾輩は猫である」総集編第1巻(全4巻)
- 著者: 夏目 漱石
- ナレーター: wis
- 再生時間: 6 時間 1 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
夏目漱石の代表作『吾輩は猫である』の(一)~(三)までを収録。
(一)主人の英語教師の苦沙弥先生は書斎にこもってばかりだが、勤勉とはほど遠い。涎を垂らして居眠りばかりしている。見栄っ張りの知ったかぶり。ある時、友人の美学者の迷亭が語った「高名な画家アンドレア・デル・サルト」の言葉に、なるほど彼もそう言ったか、と相槌を打ち、さっそく自身も迷亭の言うように写生を試みるのだが、それは迷亭のまったくのでまかせだった。
(二)猫の大王のような「車屋の黒」は、吾輩が鼠も捕ったことがないことを馬鹿にする。吾輩は何でも食うので気にしないが、正月、主人の残した餅に食いついた時は驚いた。もちが歯に食い込んで噛み切れない。苦しみのあまり、立ち上がって前足で取ろうとした奇妙な「猫踊り」を見つかり大笑いされてしまった。傷心を癒すには、美貌猫の三毛子と話すに限る。新参者の吾輩にお師匠さんのことを説明する「天璋院様のご祐筆の妹の…」のやりとりは傑作場面のひとつ。その三毛子を、しばらくして訪ねると、どうも様子がおかしい。どうやら三毛子は死んだらしい。戒名まで付けてもらって女師匠らに惜しまれている。彼らは、薄汚い野良猫の吾輩のせいで病気になったのだと言っている。
(三)吾輩は、世間から少し注目され始めた。苦沙弥先生は日曜日の午後、硯と原稿用紙を前に何やら唸っている。やがて迷亭が来る。寒
著者: 夏目 漱石
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風琴と魚の町
- 林芙美子の代表的短編作品で、これだけは読んでおきたい傑作である。
- 著者: 林 芙美子
- ナレーター: 南郷 芳明
- 再生時間: 57 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
14歳の《私》は父や母といっしょに山陽は尾道の町にやって来た。父は憲兵の軍服をまとい風琴を鳴らしつつ面白い口上で薬を売る、いわゆる《おいちにの薬売り》である。
著者: 林 芙美子
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百物語
- 著者: 岡本 綺堂
- ナレーター: 中垣 巧巳
- 再生時間: 13 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
ある大雨の夜、大名の城内で夜詰めをしていた若侍たちが 百物語を催す・・・ ご存知『半七捕物帳』の岡本綺堂が、とある百物語を活写した歴史物の一文です。文字版百物語そのものをしているわけではないのでご安心ください。 たんたんと、且つピリリとした、くせになる一作です。 いそがしい日々の合間、一口のエスプレッソのかわりに。
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正体はあなたの考えにお任せと語るよう
- 投稿者: タカブシギ 日付: 2025/03/01
著者: 岡本 綺堂
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サウンド文学館パルナス 芥川龍之介セット
- 著者: 芥川 龍之介
- ナレーター: 米倉 斉加年
- 再生時間: 25 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
学研サウンド文学館パルナスから、オーディオブックで厳選復刻。現代の文壇を代表する編集委員が、内外の作家の傑作を厳選。
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やっぱり名作です
- 投稿者: あーまーぞーん 日付: 2024/03/11
著者: 芥川 龍之介
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うちなぁぐちフィーリング 「左のイメージ」
- 著者: 儀間 進
- ナレーター: パンローリング
- 再生時間: 10 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
老若男女、出身も様々な9人の読み手が「うちなぁぐち」の人気コラムを朗読
語感、味わい、共通語とのずれ、言葉と言葉の間にある揺れやフィーリングを、
生活に馴染みあることばで生き生きと表現しました。
ときおり、昭和時代の懐かしいひびきも聴こえてくるかもしれません。
うちなぁぐちを勉強中のみなさんも、
普段触れることのないみなさんも、どうぞ、ことばの響きやリズム、“沖縄的感覚”をお楽しみください。
では、グスーヨー(皆さん) クリカウーティ(ここら当りで) グブリーサビラ(失礼致します)。
著者 儀間...
著者: 儀間 進
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島崎藤村名作集
- 著者: 島崎 藤村
- ナレーター: 大島 昭彦, 宮負 潤, 豊岡 聡仁, 、その他
- 再生時間: 88 時間 56 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
島崎藤村(本名春樹)は、明治学院在学中にキリスト教に入信し、西洋文学に影響を受け、北村透谷らと雑誌「文学界」を創刊しました。
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有名作品沢山
- 投稿者: がんちゃん 日付: 2022/11/09
著者: 島崎 藤村
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「夏目漱石随筆集 第2巻」-Wisの朗読シリーズ(54)
- 著者: 夏目 漱石
- ナレーター: wis
- 再生時間: 1 時間 55 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
文科省留学生として派遣された夏目漱石。この2つの随筆には、そのロンドン(倫敦)滞在中での抱腹絶倒の漱石の姿がある。下宿の巨躯の婆さんに半ば命令されて自転車を始めるも、乗りこなすのに四苦八苦。坂道を猛スピードで駆け下りて板塀に激突したり、青年伯爵らと出かけたものの暴走して毒づかれたりと、漱石の悪戦苦闘ぶりを描く『自転車日記』。洋書を買い込むべく、滞在費をぎりぎりに切り詰め安下宿に住むが、知ったかぶりの説教をする夫人や、のべつしゃべりまくる使用人の女、下宿の主人夫婦と家主との大喧嘩などに閉口しながらも、彼らに頼られていく様子を描く『倫敦消息』。英国留学中に深刻なノイローゼになったと言われる漱石とはまるで別人の、留学生活を楽しむ生き生きとした漱石がここにはいる。(C) wis
著者: 夏目 漱石