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PRIZE―プライズ―

文藝春秋

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PRIZE―プライズ―

著者: 村山 由佳
ナレーター: 佐藤 恵
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このコンテンツについて

村山由佳が描く、業界震撼の〝作家〟小説!

大人気作家・天羽カインがどうしても欲しいもの――それは直木賞という栄誉。業界震撼!作家の承認欲求と破壊的な情熱が迸る話題作。
「どうしても、直木賞が欲しい」
賞(prize)という栄誉を獰猛に追い求める作家・天羽カインの破壊的な情熱が迸る衝撃作!

♦あらすじ
天羽カインは憤怒の炎に燃えていた。本を出せばベストセラー、映像化作品多数、本屋大賞にも輝いた。それなのに、直木賞が獲れない。文壇から正当に評価されない。私の、何が駄目なの?

……何としてでも認めさせてやる。全身全霊を注ぎ込んで、絶対に。
©2025 村山 由佳/文藝春秋 (P)2025 Audible, Inc.
大衆小説 現代文学
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辛かった記憶を克服するように、自分を正義へと駆り立てる高揚感は、誰もが経験する事。その何が悪いのかと擁護する気持ちと、それでもやはり、言いようのない悲しさが残ってしまうのが、何とも切なかった。すべての登場人物に感情移入できる素晴らしい作品。

他人事と思えない緊迫感

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途中、登場人物の作家が書く小説の章があり、話が変わったのか?と少しびっくりしますが、ストーリーは一貫して続きます。

作家と編集者との関係、直木賞の選考過程や賞の価値などが描かれ、また実在の作家をモデルにした人物が多数登場するなど、フィクションでありながら妙にリアリティがあります。

いい意味(悪い意味?)で読者を裏切る内容にもなっており、読んでいる方も登場人物にリンクして気持ちがコロコロと変わるような、不思議な読書体験ができました。
充実した内容でとても楽しめました。

掛け値なしで面白い

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最初は、マイナスな言葉や行動の、描写が多く止めようかと思いつつきき続けていたら、段々と入り込んで最後まで楽しく聞かせて頂きました。直木賞受賞は、本屋さんでよく見かけますし、読者としてはそれほど重要ではないですが、作家さんやそこに関わるいろんな方の大変な裏の面を知ることが出来て、貴重な経験でした。人間模様も色々あり、楽しかったです

段々と

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ストーリーは面白かったけれどカインの粗暴さが苦手でした…。
カインの声と語りはとてもよく表現されていましたが、ちひろの声がちょっとアニメっぽくて、あざとくて、もう少し普通に読んで欲しかった。

知らない世界の興味深い話

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ところどころ回収されていない部分があって消化不良な気分。新人作家は生意気なだけで終わってしまった感じだし先輩編集者が悪者だったのか改竄編集者の被害妄想だったのかが判然としなかったり、主人公は著しい成長を見せたけれどそれは厳しいことを言ってくれた女性選者のお陰な筈なのに本人が自覚してない描かれ方なのが気になったり。それは全編通して主人公が癇癪持ちで努力もするし成長もするけど助言は聞かない風に描かれてるのだからそういうものなのかも知れないけど。
初オーディブル読書で字を読むように吸収できるか心配だったけれど人物の読み分けが上手で理解しやすかった。イメージが固定される弊害はあるけれどこうでないと聞ききれないのだろう。
最初地の文の読み方に変な跳ね方があって気持ち悪かったんだけどいつの間にか慣れた。

少し消化不良

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ストーリーにそこまで惹かれたかと言えばそうではないけれど、とにかく天羽カインというキャラクターが作者の作為も感じさせずに、ひたすら生き生きと描かれており、読ませる力によって登場人物たちの紆余曲折をエスカレーターのように、読み手の気分も関係なく、ひたすら引き込まれました。またそれぞれのキャラクターが自分の心情を語るとその人の都合として、その時は同意できるけど、別のキャラクターからはこう見えてる、といった部分も、個人的に結構スリリングでした。欲しいものがはっきりしてる人は魅力的に見えるのかもしれません。

緊迫感のある説教シーンなど

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作家だからこそ書ける、とても考えさせられるとても良い話でした。一気に最後まで聴いちゃいました。
でも、アウディの座席蹴るのだけは…クルマ好きには辛い。

作家だからこそ

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欲が赤裸々にかかれているところがいい。最後の展開に驚いたが、作家と編集者の関係性がよく分かる。最後は救われた。

最後の展開

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途中態度が改まったかと思えばやはりその根っこの性格は悪いのか、結局は元の態度のまま。可哀想だと思う場面も後半にはあったが、どうしても好きになれなかった。だからこそイーブンな目で作品を見ることが出来た。後味はそんなに良くない。だからこそ帰って味わい深いかもしれない。

好きになれない作家、天羽カイン

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村山由佳さんの作品で恋愛に焦点が当たっていないものは初めて読み(聞き)ました。ナレーションがものすごく良かった。
個人的に全体を3部に分けるとすれば1部目でどういう話なのか探りつつ、2部目でそれぞれの視点から見ると様々な葛藤があるんじゃないかと納得し始め、3部目になってどういう終わりを迎えるのか全く想像がつかなかった。最後の一文で、「ああ、人間というのは結局誰しもが欲を持っていて熱量や方向性によって全く違う結果を産むんだな」と腹に落ちた感じでした。

小説家、編集者、読み手、のプライド

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