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40 翼ふたたび
- (講談社文庫)
- ナレーター: 関 泰二
- 再生時間: 10 時間 32 分
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あらすじ・解説
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乾燥感が良かった
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いくつまでが青春なの? この質問は近くのカフェにランチの定食をたべにいこうとして、裸足でパンプスを履いているときに、玄関でいきなり聞かれたもの。相手はちょうど『4TEEN』真っただなかの長女である。 ん、どういう意味だろう。青春映画的な甘酸っぱいトーンなのかな。そう思って敵の顔をみると、うんざりという表情をしている。青春なんて面倒なものは、入口ですでにうんざり。(本文より) 石田衣良ブックトーク『小説家と過ごす日曜日』はこちらから→http://yakan-hiko.com/ishidaira.html
著者: 石田 衣良
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ネットにはセンスのいい人があふれている。 ランチの店を選ぶセンスがよく、聞いたことのない洋野菜のサラダに、センスよくグラスのシャンパンをつけたりする。当然、身に着けるファッションもセンスがよく、たいていはブランドもので揃えている。けれど、なかに一品だけ庶民のこともわかりますよといった具合で、ザラやH&Mのようなファストファッションをとりいれていたりもするのだ。(本文より) 石田衣良ブックトーク『小説家と過ごす日曜日』はこちらから→http://yakan-hiko.com/ishidaira.html
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■今回の質問 衣良さんのお金に対する考え方を教えて下さい。一つ目、お金の管理や貯金、運用な どをどのように考えていますか。例えばご夫婦で役割分担をされているのでしょうか。そして二つ目は、心理面でお金とどう向き合っているのでしょうか。お金がなくなるかもしれない、という恐怖を感じたことはありますか? もしそうなったら、どのように向き合えばいいのでしょうか。 ■石田衣良の答え これに関してはあんまりきっちりしてないですね。モンテーニュは、「結局、収 入と支出っていうのは二頭立ての馬車みたいに、適当に競わせて走らせればそれ でいいんだ」って言っていました。彼は地方の貴族で自分の荘園を持っていて、 その上素晴らしい運営家だったんですけど、それでもそんなことを言っていまし たから。あんまり神経質に考えなくていいんじゃないかな。だから結局、「収入 と支出がぐるぐる回っていればそれでいいんだよ」って感じなんだよね。(本文より) 石田衣良ブックトーク『小説家と過ごす日曜日』はこちらから→http://yakan-hiko.com/ishidaira.html
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みはるはみはるで、聖司という婚約者がいながら、何故か野卑とも言える黒木に執着している。黒木が言うには、五歳から大学に入るまでの十三年間、都内の養護施設を渡り歩いていたというが、黒木を見ていると、苦労が必ずしも人を成長させるとは限らない、とみはるは思う。一方で、社内では業績不振も相俟って、他社との合併話が進行していたが、それを巡る社内の政争のあおりを受けて、黒木の後ろ盾である藪本常務の立場が危うくなっていた…。
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著者: 石田 衣良
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読み応えたっぷり
素晴らしかったです
私自身、登場人物と同じ40代。希望ばかりだった年代は終わり、諦めなきゃいけないこと、理想通りにいかない人生に悩みもがいています。
この小説には、たくさんの四十代の人々が出てきますが、置かれている状況は本当にさまざま。
きっと現実にも、私の知らないような状況にいる四十代がたくさんいるのでしょう。
みんなもがきながら、新たな道、よりよい人生を探している。
もう終わりが見えているようで、そんなことはない年齢なのだ、と作者に励ましてもらった気持ちです。
表題作の翼ふたたびが特に好きでした。胸がキュッと掴まれる、切なくて、でも優しい、素敵な話でした。
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ストーリー
- kato
- 2018/08/02
涙出た。
42歳のサラリーマンです。
どうせこんなもんだろう、と思いながら読んだ(聞いた)短編連作でしたが、
不覚にも涙が出ました。
別に「40歳まだまだこれから」というスローガンが響いたわけでもないし、
とにかく救いのない目を背けたくなる40歳たちの踏ん張りが響いたわけでもない。はず。
じゃあこの湧き上がる気持ちはなんだろう。
綺麗にまとまりすぎてる連作のような気もしますが、それが良かった。
「last」みたいに辛すぎる短編ばかり詰め込まれてたら滅入ってしまっただろう。
どうしようもなくて、切なくて、
だがしかし40歳だって生きてるし、生きていればドラマがある。
心から拍手できるドラマでした。
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ストーリー
- nagaji870
- 2019/03/16
40歳も悪くはない
40歳を手前にしてもう若くない、新しい挑戦に躊躇していたときに、これからの人生を夢のあるものにしてくれるストーリー。人生のいいほうの半分が終わっちまった、このフレーズが頭から離れない。でも40歳も悪くはない。
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ストーリー
- minerva2050
- 2018/11/22
街の人には元気のでる話し
タクさんの病気の話辺りからぐっと盛り上がってくる、序破急よくできたお話です。
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ストーリー
- プコ猫
- 2022/07/30
40歳は発展途上が普通
40歳の登場人物たちが成長する物語
どの話の40歳も魅力的でした
ナレーターもとても良かったです
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ストーリー
- 匿名
- 2022/08/20
おもしろかった!
石田衣良さんの作品は好きです。この作品は残酷な場面もなく安心して聞くことができました。この働く世界でありえる何げ無い出来事が言葉でこんなに面白いのだと感動しました。
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ストーリー
- s
- 2023/08/18
元気をもらいました。
登場人物の感情がとても伝わってくる作品で好きです。少しだけ想いを変えただけで生きやすくなったり、優しくなれる気持にしてくれました。
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