『嘔吐』のカバーアート

嘔吐

(小学館)

プレビューの再生

Audibleプレミアムプラン30日間無料体験

プレミアムプランを無料で試す
オーディオブック・ポッドキャスト・オリジナル作品など数十万以上の対象作品が聴き放題。
オーディオブックをお得な会員価格で購入できます。
30日間の無料体験後は月額¥1500で自動更新します。いつでも退会できます。

嘔吐

著者: 小川 哲
ナレーター: 長塚 圭史
プレミアムプランを無料で試す

30日間の無料体験後は月額¥1500で自動更新します。いつでも退会できます。

¥1,000 で購入

¥1,000 で購入

注文を確定する
下4桁がのクレジットカードで支払う
ボタンを押すと、Audibleの利用規約およびAmazonのプライバシー規約同意したものとみなされます。支払方法および返品等についてはこちら
キャンセル

このコンテンツについて

それは“推し”のすべてを見届けたいがゆえの愛なのか。はたまた行き過ぎた付きまといか。
すべては作家・角谷桃の熱烈ファン「麺マスター」のブログから始まった。

〈角谷桃先生の新刊『いい人そうだったのに』の発売記念イベント(&サイン会)への参加を、私が「おじさん」であることを理由に拒否されました。年齢や性別などの属性によってイベントへの参加を拒否することは、社会通念上、断じて許されないことであると思います〉

麺マスターのブログは、賛同者の共感やアンチの黒い感情を飲み込んで、うねるにうねる! ネットの書き込みだけで物語が進行する極上のオフビート小説――劇作家・長塚圭史氏が朗読を担当したことで大きな話題に。
(「GOAT」第1号掲載)

©2024 Satoshi Ogawa (P)2025 Audible, Inc.
大衆小説 現代文学

嘔吐に寄せられたリスナーの声

総合評価
  • 4 out of 5 stars
  • 星5つ
    21
  • 星4つ
    11
  • 星3つ
    7
  • 星2つ
    2
  • 星1つ
    2
ナレーション
  • 4.5 out of 5 stars
  • 星5つ
    27
  • 星4つ
    6
  • 星3つ
    6
  • 星2つ
    2
  • 星1つ
    1
ストーリー
  • 4 out of 5 stars
  • 星5つ
    21
  • 星4つ
    11
  • 星3つ
    6
  • 星2つ
    2
  • 星1つ
    2

カスタマーレビュー:以下のタブを選択することで、他のサイトのレビューをご覧になれます。

並べ替え:
絞り込み:
  • 総合評価
    5 out of 5 stars
  • ナレーション
    5 out of 5 stars
  • ストーリー
    5 out of 5 stars

嘔吐の後、口を濯がずに歩き出す

この物語は、何かがはっきりと始まったり終わったりする種類のものではなかった。

作者は聴き手を案内するふりをしながら、実のところは深夜の無人駅に置き去りにする。けれど妙なことに、置き去りにされたことを責めたい気持ちは湧いてこない。むしろそこに立ち尽くすことそのものが贈り物のように思えてくる。あちこちに転がる寓意と皮肉、不条理と滑稽。何ひとつ回収されないまま、それでも語りのリズムだけがやけに良い。

聴き終えた後、口の中に苦味と笑いの滓が残った。

それを洗い流そうとしてもうまくいかない。むしろその残滓がこの作品の本体なのではないかとさえ思えてくる。小川哲は正しさではなく奇妙さを、説明ではなく沈黙を選びとった。そして私たちもうがいもせずに歩き出す。ほんのりと臭う哲学と気の抜けたユーモアを口に含んだまま。

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

ありがとうございました。

あなたはこのレビューを報告しました!

  • 総合評価
    3 out of 5 stars
  • ナレーション
    5 out of 5 stars
  • ストーリー
    3 out of 5 stars

恋を推しにすり替えた、大人になってからの恋を劣等感でこじらせた人のありそうな話

主人公の熱量、文章の書き方などがとてもリアルです。
作家の方も作風やタイトル、200数ページの著作というのもすごく「ありそう」。
ラストも、その作家さんはそうするよ、と納得のもので、「すーみんのことは全て分かっている」と言外に言い続けている主人公へのカウンターに思えました。

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

ありがとうございました。

あなたはこのレビューを報告しました!

  • 総合評価
    4 out of 5 stars
  • ナレーション
    4 out of 5 stars
  • ストーリー
    4 out of 5 stars

人間だからね

良くも悪くも不本意に残酷な展開でした。
聞き終わった後に嘔吐をしてしまいました。

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

ありがとうございました。

あなたはこのレビューを報告しました!

  • 総合評価
    3 out of 5 stars
  • ナレーション
    5 out of 5 stars
  • ストーリー
    4 out of 5 stars

実話と勘違いしそうなリアリティ

最初実話だと思いながら聞いていて、ネットで調べても出てこないので創作物だと気づきました。実話のようだけど、実話であっても目にする事のない世界を垣間見える所とあくまでやり取りを軸として展開する所が楽しめました

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

ありがとうございました。

あなたはこのレビューを報告しました!

  • 総合評価
    4 out of 5 stars
  • ナレーション
    5 out of 5 stars
  • ストーリー
    4 out of 5 stars

現実にありそう

リアルに起こった炎上を追ってるような感じがした。仄暗い気持ち悪さが面白かった。

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

ありがとうございました。

あなたはこのレビューを報告しました!

  • 総合評価
    4 out of 5 stars
  • ナレーション
    5 out of 5 stars
  • ストーリー
    4 out of 5 stars

最後なんとも言えない気持ちになりました

ナレーションが上手くて、本当に非モテの中年男性の様子が出ていました。
男性に感情移入して聴いていたので、最後はなんか心がぎゅーとなりました。

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

ありがとうございました。

あなたはこのレビューを報告しました!

  • 総合評価
    4 out of 5 stars
  • ナレーション
    3 out of 5 stars
  • ストーリー
    4 out of 5 stars

思いを伝えることの難しさ

作家とファンの関係から見た思いの伝え方や距離の取り方の難しさが書かれている。わかりやすく、イメージしやすい内容で、短編とゆうこともあり、一気に聴いてしまった。推しがいないので、このような出来事は身近ではないが、仕事の中で考えてみると、企画の伝え方、伝わり方、距離感については何か通じるものがあり、ながら聞きしていても内容に集中して、興味を持って聞くことができた。ラストのようなことは若者とかおじさんとか関係なく、作家の立場、ファンの立場でもよくあること。めげずに見る方向を切り替えて頑張ってほしい。

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

ありがとうございました。

あなたはこのレビューを報告しました!

  • 総合評価
    5 out of 5 stars
  • ナレーション
    5 out of 5 stars
  • ストーリー
    5 out of 5 stars

すごく短いのに

おもしろく聴いた。ありがとうございました。25/6/6聴了。。

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

ありがとうございました。

あなたはこのレビューを報告しました!

  • 総合評価
    5 out of 5 stars
  • ナレーション
    5 out of 5 stars
  • ストーリー
    5 out of 5 stars

一人の人間を推すということ

ノンフィクションなのかな?
と思い角谷桃を検索してしまうほど
リアリティがあり、
作者の筆力を感じた。

救いようのないエンディングも
評価に値する。
ここまで自分のことを
客観視出来ている手紙でさえ
直接届くことは叶わないのか、
と哀しさとやるせなさを感じた。

主人公がこう言いながら
暴徒化して犯罪者になるとか
それこそ救いようのない
展開にならなければ良いと
願うばかりである。

一人の人間を推すということを
突き詰めていって
書かれた傑作と呼べる
短編だと思う。
久し振りに良作を聴いたと
胸を張って言えるレベルの
本だと太鼓判を押せる。

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

ありがとうございました。

あなたはこのレビューを報告しました!

  • 総合評価
    5 out of 5 stars
  • ナレーション
    5 out of 5 stars
  • ストーリー
    5 out of 5 stars

長塚さんのナレーションが良いですね

一途で熱狂的なファンの想いが訥々と語られているが「気持ちが悪い」とだけで済ませられないものがある。推しと自分とは全くの他人だと認められれば楽になるのに。彼には自分の人生を生きて欲しい。

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

ありがとうございました。

あなたはこのレビューを報告しました!