『沈黙』のカバーアート

沈黙

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沈黙

著者: 遠藤 周作
ナレーター: 原田 晃
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このコンテンツについて

キリスト教文学の最高峰であり遠藤周作の代表作。第2回谷崎潤一郎賞受賞作。

カバーアート
写真提供 並河萬里/島根県文化振興財団/ユニフォトプレス

©The Heirs of Shusaku Endo 1966 (P)2023 Audible, Inc.
現代文学

沈黙に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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時代を超えて語り継がれる傑作

小説、スコセッシの映画と今回の朗読に接し、毎回新鮮な怖れと課題があらわれる。遠藤周作43歳、おそらく彼の最盛期の全精力が注がれた作品で日本の小説史に輝く作品である。ナレーションは抑揚を抑えて作品の緊張感と懊悩、恐怖がじわじわ効いてくる。

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沈黙の意味とは

なぜ神は沈黙したのか。
思索の結果、自分なりの結論を得る。
幕府のキリシタンへの苛烈な迫害は、ひどい以上に悪魔のような所業だと感じた。

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沈黙してはいなかった。一緒に苦しんでた。ユダに去れとは言ってない。

最後の切支丹日記は当時の文語体のままで読まれてるので理解が難しい。口語体に訳して読んでほしい。

ナレーションの方の発音に少しクセがある。だった、の「た」が、てとたの間のように聞こえる。

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ずっしりと心に響く小説

初めて、遠藤作品に触れましたが、究極の状況におかれた人間の心の葛藤を深く描く文章に、かなり引き込まれました。
江戸時代のキリスト教弾圧時の様子、信仰とは、人の尊厳と弱さなど、様々な観点で描写され、ずっしりと心に響きます。
重い内容ではありますが、ストーリー仕立ての上手さから、主人公の宣教師はどうなるのかと気になり、聴き進めたくなります。
最近の薄っぺらい作品に物足りなさを感じている方におすすめします。

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意外と聞きやすい

史実に基づいた歴史ものということで、言葉遣いなどが難しいかと思いきや、普通の現代文で聞きやすかったです。(最後の短い役人日記だけは、〜で候、という古い言い回しでちんぷんかんぷんでした。)

私は無宗教なので、苦境に立たされた時に「神がいるなら何故さっさと助けてくれないの?」というのが神を信じる者たちへの疑問でした。キリシタン迫害の苦しい時代、司祭自らもその問いを何度も神に投げかけていて、それでも沈黙を守る神に対し、その存在を疑ったりもします。そして踏み絵を踏むことで弱いものたちが助かるなら踏むべきか?という葛藤。神に仕える身でありながら、やはり聖職者だって人間なのだという心のありようを丁寧に描いています。
ナレーションは聞きやすくてとても良かった。

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究極的な問題提起を突きつけてくる作品

この物語は登場人物のどの立場のものにも自分を重ねられた。キチジローもロドリゴも井上も、全く立場は違うが、その心情や考え方はよく分かるし、彼らの生き様を肯定したい気持ちになる。信仰は、時代や環境が変われば、幸福にも不幸の種にもなる。殉教までに至ったからといって、それはマスターペーションに過ぎず、弱さなのかもしれない・・そんなことを考えさせる、究極的な物語だった。私は、聴き進めていく中で、全ての登場人物に対し、ある意味で綺麗事とは分かっているが、何としても生きることを選択するよう、常に心で願っている自分に気がついた。読者って、メタ認知の立ち位置であり、ある意味で神の視点とも言えなくもないので、これを自分の答えとして持っておこうと思う。

ナレーションは荘厳な太い声で、最初はやや重たく感じたが、物語が進むにつれて重厚な内容に、うまくはまった感じがした。

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信仰とエゴの違いは?

広くあまねく存在する神はそれぞれの人の頭の中にしかないのでは?
沈黙していると感じる人には沈黙しかないでしょう。
フェレイラとロドリゴをここまで悩ませ、葛藤させる信仰とは何なんでしょうか?
抑圧に屈しない揺るぎない信仰心と、エゴとの違いはなんなんでしょうか?
時代がどうあれ、「〇〇教」と名前がついた瞬間にそれ以外との戦いが始まる気がします。

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最終章が残念

最終章までは内容が濃いのに朗読でも非常にスリリングな展開をよく理解できました。物語の内容も厚みがあって良かったです
しかし残念ながら最終章は当時の文体の記録の朗読なので頭に入ってきませんでした。何々そうろうという音が耳に付き気になって全体で何を言っているのか自分にはわからなかったです。
朗読の難しい部分だと思います。

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わからない

キリスト教のむずかしさと、宗教の概念とわ⁉️。ナレーターは説得する読み上げが良かった

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