• #14【通史】世界史①オリエント10:4王国分立時代
    2024/09/20

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第14回目はオリエントの歴史「4王国分立時代」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。

    ◇基本文

    アッシリアの滅亡後、オリエントにはメディア、リディア、新バビロニア、エジプトの4王国が分立する。4王国の中でもっとも強勢となった新バビロニアは前586年にユダ王国を滅ぼしバビロン捕囚を行った。

    小アジアの西部に建国したリディアは鉱山開発によって台頭し、最古の金属貨幣を発行して交易を活性化させ、ギリシアにも影響を与える。

    イラン高原に建国したメディア王国は、前612年に新バビロニアと共にアッシリアを倒す。エジプトはフェニキア人やギリシア人との交易を盛んに行った。

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  • #13【通史】世界史①オリエント9:アッシリア
    2024/09/17

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第8回目はオリエントの歴史「東地中海沿岸②」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。

    ◇基本文

    前2千年紀はじめに北メソポタミアに建国したセム語系のアッシリアは、前15世紀には一時ミタンニ王国に服属したが、その後独立を回復し鉄製武器で武装した歩兵や騎兵で軍事力を養った。

    前671年にはエジプトを占領して全オリエントを統一。史上初となる多数の民族を支配する世界帝国を建設する。首都はニネヴェで、アッシュール=バニパル王のときに最盛期をむかえる。

    アッシリア帝国は、全国を州に分け、各州に総督を派遣し中央集権政治を行う。しかし、強制移住や過酷な徴税などの理由で各地で反乱が起こり前612年に滅亡した。

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  • #12【通史】世界史①オリエント8:東地中海沿岸②ヘブライ人
    2024/09/11

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第8回目はオリエントの歴史「東地中海沿岸②」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。

    ◇基本文

    前1500年ごろ、遊牧民であったヘブライ人はパレスチナに定住し、その一部はエジプトに移住した。前11世紀末に、「海の民」の一派であるペリシテ人に対抗するため諸部族が連合して王国を形成した。ダヴィデ王のとき、イェルサレムを都とし、その子ソロモン王は支配領域を拡大し交易で繁栄した。


    しかしソロモン王の死後、王国は南北に分裂する。北のイスラエルはアッシリア(前722年)に、南のユダ王国は新バビロニアに滅ぼされる(前586年)。数万の住民がバビロンに連れ去られ、後に「バビロン捕囚」と呼ばれる。


    苦難のなかでヘブライ人は、唯一神ヤハウェを信仰し、神により選民としての特別な恩恵を与えられるという「選民思想」や、救世主(メシア)の出現を待望する信仰を生み出した。

    約50年後に新バビロニア王国滅亡後、彼らは解放されイェルサレムに帰国しユダヤ教、旧約聖書を成立させた。

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  • #11【通史】世界史①オリエント7:東地中海沿岸①アラム人・フェニキア人
    2024/09/07

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第7回目はオリエントの歴史「東地中海沿岸①」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。

    ◇基本文

    東地中海沿岸地方は、メソポタミアから地中海、紅海、エジプトへ通じるルート上にあり、古くから交易の拠点が形成された。

    シリアではセム語系民族のアラム人がダマスクスを中心に隊商を組織して内陸貿易で活躍。フェニキア人はシドン・ティルスを拠点に地中海貿易で活躍し、北アフリカにカルタゴなどの植民市を建てる。

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  • #10【通史】世界史①オリエント6:エジプト3
    2024/09/02

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第6回目はオリエントの歴史「エジプト3」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。

    ◇基本文

    エジプト人は霊魂の不滅を信じて遺体をミイラとして保存し、「死者の書」と共に埋葬した。エジプト文字には碑文や墓室、石棺などに刻まれた象形文字の神聖文字(ヒエログリフ)と、パピルスに書かれた民用文字(デモティック)とがあった。

    また、エジプトで発達した測地術は、ギリシアの幾何学の基になり、太陽暦は、のちにローマで採用されてユリウス暦となった。

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  • #9【通史】世界史①オリエント5:エジプト2
    2024/08/29

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第5回目はオリエントの歴史「エジプト2」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。

    ◇基本文

    紀元前14世紀に、新王国時代の首都テーベの守護神と結びついたアメン=ラーをまつる神官団と王のアメンへテプ4世が対立する。

    彼は従来の多神教を否定して、唯一神アテンの信仰を強制する宗教改革を行う。さらに中部エジプトのテル=エル=アマルナに遷都した。


    王の死で改革は挫折するが、改革の影響で古い伝統にとらわれない写実的なアマルナ美術が生み出されている。

    その後もシリア北部でヒッタイトと戦うなど新王国の隆盛は続くが、前7世紀以降、たびたび異民族の支配を受けるようになった。

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  • #8【通史】世界史①オリエント4:エジプト1
    2024/08/27

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第4回目はオリエントの歴史「エジプト1」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。

    ◇基本文

    ギリシアの歴史家ヘロドトスは「エジプトはナイルの賜物(たまもの)」と評した。

    紀元前3000年ごろナイル川の氾濫を利用した農耕を基盤とする国家が成立する。王であるファラオが太陽神ラーの子として神権政治を行った。


    エジプトは海と砂漠に囲まれた地形から異民族の侵入が少なく、統一王国が長く続き、なかでも古王国、中王国、新王国の3時代に繁栄した。


    古王国はメンフィスを都とし、近郊のギザにはクフ王らにより多くのピラミッドが建てられている。テーベを都とした中王国の滅亡後、シリア方面から遊牧民のヒクソスが侵入しエジプトを支配した。しかし、前16世紀に成立した新王国によってヒクソスは撃退される。

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  • #7【質問】大人の歴史学習に暗記は必要?/世界史・日本史
    2024/08/22

    「試験のない大人の歴史(日本史/世界史)学習において、年号や基本用語の暗記は必要なの?」という質問が多いです。考え方は人それぞれですが、私の考えを話します。

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