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政治学者、PTA会長になる

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政治学者、PTA会長になる

著者: 岡田 憲治
ナレーター: 村本享太郎
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このコンテンツについて

うっかり踏み込んだ先は「魔界」だった…理論も“ご高説"も役立たず!?実践・街場の民主主義1000日の記録 小学生の保護者たちの胸をざわつかせる「PTA」の存在。そんな場所にうっかり義憤に駆られて、政治学者が踏み込んだら……?政治学の思考のフィルターを通して、PTAを見てみたら浮かび上がってきた、「スリム化」を阻むものの正体、「やめよう! 」が言えない大人たち、「廃止」が必ずしもベストではない事情…。そして、コロナで学校が閉ざされた時、PTAが果たした役割とは? 今の時代に合うPTAの形とは、続ける意味とは何か?身近な自治の場「PTA」での著者の1000日を通じて考える、私たちの「自治」の話。©Kenji Okada 2022, Printed in Japan by Mainichi Shimbun Publishing Inc. (P). MEDIA DO Co.,Ltd. 政治学

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現実は暗澹たり

社会はうまく変わっていかない。辛いし作者は可哀想。多分PTAを変えるより早い道筋があった。暗い気持ちになったが、そうした現在地を確認させてくれた本ではあった。ナレーションは少しくどくて、大げさな読み方がめだったので、倍速で聞くには少し向かないかもしれない。

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分かるー!

分かるー!と言うところが多く、更に、PTAを変えたいなと思っている自分が、今後活動する上での教訓となることが書かれていると感じた(過去の人の否定するともめる、と言うやつ)。まあ、自分はだからこそ時間掛けて、本部役員やっえるから、改革できる機会が来たらなんとかならないだろうかと思っているが、それでももめるんだろうなぁ・・・。

なお、著書の「俺は変わり者だから」という自己主張とか、ノリノリすぎる表現とか、やはり昭和をすごく感じてしまってちょっとむず痒いところ多数。あと、この話は東京だと思うけれど、田舎のうちの学校よりかなり旧弊だなーと感じた。
最後に掲げられた心得見たいのはとても共感するし、「ボランティアなんだから、嫌なら辞めちゃえば良いんだよね」というのは心から賛成する。全般的に、目新しいことがあるわけではないですが、とても共感できる一冊でした。

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PTA会長になってしまった人に読んで欲しい

私も小学校の会長になってしまい、著者の体験談と全く同じ目にあったのを思い出しました。ただ、性善説を前提とした著者の活動方針とは真逆の考えであった為、ボランティアである、出来る者がやれば良いという域に達することは出来ませんでした。本書の前半はほぼ共感できましたが、後半は辛かったです。ああ、こうやって気持ち悪いPTA体質が形成されていくのかと過程を知ることが出来ますね。本書で一番引っかかったのは、活動が出来ない親は仕方ないよねという点。本当にそうでしょうか?PTAは女性社会なので論理的に構築する事が苦手です。脳科学的にも女性ではオペレーター気質になりがちなので男性の活動参加が効果的ですがその事には触れていません。著者は改革を目指す稀有な存在と言わんばかりの文章ですが、残念ながら5年に一人現れる程度の役員とお見受けします。この程度ではどうかなと思いましたが、案の定不完全燃焼でいつか改善される日を夢見てで締めくくられていますね。こういう事の繰り返しでPTAって変わらないのねという事が良くわかります。
唯一、本書から得たものは、PTAに熱心な人のあの気持ち悪い雰囲気の正体が垣間見れたところでしょうかね。

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