『湖水の女』のカバーアート

湖水の女

ききみみ名作文庫シリーズ/よみきかせ日本の童話

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湖水の女

著者: 鈴木 三重吉, 大神 いずみ
ナレーター: 大神 いずみ
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このコンテンツについて

湖水の近くに母親と2人で住んでいる若者ギンは、ある日、それはそれは美しい女性に出会い、虜になりました。はじめ女は結婚を拒んでいましたが、ギンの熱心なプロポーズを受け、ギンのお嫁さんになってくれました。しかし、この結婚には一つの条件がありました。それは「理由もなく私を3度ぶったら別れます」というものでした。もちろんギンは、「ぶつなどということは絶対にしない!」と誓いました。結婚すると2人は、とても仲むつまじく、周囲のうらやむほどの夫婦となりました。やがて2人の間には子どもも生まれました。かわいらしい男の子ばかり3人です。時は流れ一番上の子が、早くも7歳になりました。そして、ギンは、女とした約束をすっかり忘れていました。そんなある日のこと、ギンは、女が家に忘れてきた手袋を取りに行き戻ると、冗談交じりで女の肩を手袋でちょいとたたきました。すると女は「まあ、あなたはこれで一つ私をおぶちになりましたよ。私が何の悪いこともしないのに」とため息混じりに、淋しそうに言いました。果たしてギンは約束を守り続けることができるでしょうか? 元日本テレビアナウンサー、大神いずみさんの朗読でお楽しみ下さい。©TOKYO FM/APPLEWAY クラシック子供向けオーディオブック 文学・フィクション 童話・民話・神話

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