ごん狐
ききみみ名作文庫シリーズ/よみきかせ日本の童話
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西村 知美
このコンテンツについて
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ストーリー
ある南の国の人たちは、山の中には、とても恐ろしいりゅうが住んでいると信じていました。でも、それは噂話で、りゅうをはっきり見た人はいませんでしたし、探して確かめてみようとする人もいません。大人も子どもも、ただ恐れ、誰かが退治してくれればよいと思っていたのです。しかし、この物語の主人公の男の子は、違っていました。りゅうの話を聞いても怖がるどころか、皆から恐れられていて、りゅうは可哀想だというのです。たちまち奇妙な子どもだと言われるようになりました。男の子は7つのお誕生日を迎える数日前に、ついにりゅうを探しに出かけました。そして、歩き続けて山に到着し、深い谷間に目をやりながら、精一杯大きな声で呼びたてたのです。「山のりゅう、山のりゅう」。その声を聞いたりゅうは不思議に思いましたが、とにかく出てみようと、男の子の目の前に姿を現しました…。悪いこともしないのに、恐ろしいものだと決め付けられていたりゅう、先入観を持たずにりゅうに会いに来た男の子、現実の世界にも、似通ったことが少なくありません。光景が目に浮かぶような、ともさかりえさんの朗読でお聞きください。
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人間からひどい仕打ちを受けたことがある母狐は、人家に近づくことができません。子狐の手を片方だけ人間の手に変えて、1人で手袋を買いに行かせました。ところが、子狐は間違って狐の手を出してしまったのです。その結果…。「人間は怖くない!」と思った子狐。それを聞いて「本当にそうかしら?」とつぶやいた母狐。話の中に善悪が入り交じった人間社会がさりげなく描かれています。新美南吉の作品には人間の姿を動物に移し替えたものが少なくありません。西村知美さんがお子さんに読んで聴かせるように語ります。
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- ききみみ名作文庫シリーズ/よみきかせ日本の童話
- 著者: 浜田 廣介, ともさか りえ
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ストーリー
主人公はタイトルの通り、ある赤おにです。この赤おには、山のがけのところに住んでいましたが、外見も心の内も、一般的なおにのイメージとは程遠いものでした。力持ちでしたが、とても優しくて、おにの子どもが石を投げてきても、ただ笑ってみていました。そしていつも、おにたちのためによいことをしたい、できれば人間たちの仲間になって、なかよく、暮らしていきたいと思っていたのです。しかしいくら赤おにが優しい気持ちを持っていても、人間にその思いは伝わりません。木の札を立ててお茶に招待しても、気持ち悪がられるだけでした。そんな赤おにを見て、友だちの青おには、ある考えを思いつき、赤おにに告げました。それは青おにが人間を襲い、赤おにがそれを助けるというものでした。自分を犠牲にしてまで、友だちの望みをかなえた青おに、望んでいたものが手に入ったものの、とても大切なもの失ってしまって嘆き悲しむ赤おに…。話の結末は多くの人に知られていますが、心打つ話であると同時に、人の心、本当の愛情とは等さまざまなことを考えさせられる作品です。ともさかりえさんの心温まる語りでお楽しみください。
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泣きますよこれ
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- ききみみ名作文庫シリーズ/よみきかせ日本の童話
- 著者: 坪田 譲治, 大神 いずみ
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
母親の愛情を描いた短い作品です。ある山に狐の母子が住んでいました。こぎつねがとてもおなかを空かせているので、おやぎつねは山を下り、村に行って、ブドウを一房取ってこようと思い、巣から出ていきました。しかし、いくら待っても、おやぎつねは戻ってきません。こぎつねが巣から出ると犬の声と「にげなさい」というおやぎつねの声がしました。それから長い月日がたったある日、成長したこぎつねが昔母親と住んでいた穴の側にくると、そこには大きなブドウの木が生えていました。朗読は大神いずみさんです。
著者: 坪田 譲治, 、その他
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赤いろうそくと人魚
- ききみみ名作文庫シリーズ/よみきかせ日本の童話
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- ナレーター: 早見 優
- 再生時間: 27 分
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
さびしく、話しをするものもいない北の海。そこに住む人魚は、我が子には自分のような辛い思いはさせたくない、明るく美しい町で育って欲しいと願いました。そして、ある港町に娘を置いてきました。その娘は老夫婦に拾われ、大切に育てられたのですが、ある時、大金に目がくらんだ老夫婦は…。ストーリーのおもしろさ、巧みな表現などと共に、お金に惑わされる人間のもろさ、信じていたものに裏切られた怒り、欲望に負けて人を思いやる心を失ったものが受ける罪等々、考えさせられる作品。早見優さんの語りも圧巻です。
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小川未明の代表作
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著者: 小川 未明, 、その他
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神様の玉
- ききみみ名作文庫シリーズ/よみきかせ日本の童話
- 著者: 与謝野 晶子, 松本 伊代
- ナレーター: 松本 伊代
- 再生時間: 10 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
作者の与謝野晶子は旅好きでも知られています。日本全国をほぼ網羅したといわれるほど、さまざまなところへと旅しています。そのため多くの所で晶子の碑が立てられました。さて、この作品「神様の玉」は、主人公の常子が毎晩見る夢の話。その夢とは、神様だと思われる気高く美しい女の人が、さびしそうなお顔をしているというもの。なぜ神様は悲しがっておいでなのでしょうか? 随分前から、与謝野晶子は環境問題を考えていたのかと感心させられる結論が待っています。朗読は歌手の松本伊代さんです。
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美しい作品
- 投稿者: らんど 日付: 2022/11/28
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虹猫の話
- ききみみ名作文庫シリーズ/よみきかせ日本の童話
- 著者: 宮原 晃一郎, 芳本 美代子
- ナレーター: 芳本 美代子
- 再生時間: 13 分
- 完全版
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ナレーション
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菫色の鼻、藍の目、うす青の耳朶、緑色の前足、黄色の胴体、オレンジの後ろ足、そして赤い尾、虹のように七色をしたお伽の国の猫が難題を解決していく冒険シリーズ。第一弾は雲の国を訪ねたときのお話です。虹猫が到着したその日、大男が寝ている雷様の足に躓いてしまい、雷様をたいそう怒らせてしまいました。でも虹猫はいとも簡単に怒っている雷様を手なずけてしまいました。さて、どうやって、雷様の怒りを静めたのでしょうか。舞台でも大活躍の芳本美代子さんの語りが、虹猫が活躍する様を彷彿させてくれます。
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落とした一銭銅貨/二匹の蛙
- ききみみ名作文庫シリーズ/よみきかせ日本の童話
- 著者: 新美 南吉, 西村 知美
- ナレーター: 西村 知美
- 再生時間: 8 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
新美南吉の短い童話の中から二作品。『落とした一銭銅貨』は、冬に自慢の一銭銅貨を落としてしまった一羽の雀の話です。大雪に埋もれてしまった銅貨。雀は必死で探し回ります。さて銅貨は見つかるのでしょうか? 『二匹の蛙』は、自分の姿の方が美しいと喧嘩をしている緑色と黄色の蛙の話です。「決着は春になったらつけよう!」と、二匹は冬眠をしました。春、久しぶりに顔を合わせると…。二作とも、心躍る春の光景が伝わって、ほのぼのとした気持ちになれます。西村知美さんの語りもほのぼのと温かです。
著者: 新美 南吉, 、その他
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巨男の話
- ききみみ名作文庫シリーズ/よみきかせ日本の童話
- 著者: 新美 南吉, 西村 知美
- ナレーター: 西村 知美
- 再生時間: 17 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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金魚のお使い
- ききみみ名作文庫シリーズ/よみきかせ日本の童話
- 著者: 与謝野 晶子, 松本 伊代
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- 再生時間: 9 分
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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著者: 与謝野 晶子, 、その他
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- ききみみ名作文庫シリーズ/よみきかせ日本の童話
- 著者: 小川 未明, 早見 優
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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魔法
- ききみみ名作文庫シリーズ/よみきかせ日本の童話
- 著者: 坪田 譲治, 大神 いずみ
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ストーリー
ダマスカスに住むイドリスは貧乏なのに働くことが嫌でたまらない、怠け者でした。しかし、そうは言っても食べる物も底をつき、売る物もなくなってしまったので、何かしなければなりません。そこで、墓場に行き、お参りに来ている人たちにお祈りをし、お金をもらうことにしました。すると、お金をもらえるだけでなく、「この人は特別な人」「何でも知っている偉い人」という評判が立ってきたのです。その噂は王様のもとにも届き、王様からお呼びがかかりました…。大神いずみさんのメリハリのある語りでお楽しみ下さい。
著者: 鈴木 三重吉, 、その他
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ネコがごはんのあとで顔をあらうわけ
- 著者: でじじ
- ナレーター: 佐々木 健
- 再生時間: 5 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
世界中の昔話の中から、名作10話を、お子様にも分かりやすい様、 再編集してお届けいたします。 いっしょに聴いて、いっしょに読んで。お子様の豊かな心を育てる、昔話集です。 収録内容・ネコがごはんのあとで顔をあらうわけ ― ネコはご飯の後に顔を洗う真似をします。なぜ顔を洗うようになったのか、それにはこんな訳があったのでした。
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十二支もそうだが、、、
- 投稿者: ひなりさ@すま留 日付: 2019/04/06
著者: でじじ
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ももたろう 世界の童話シリーズその26
- 著者: 日本の民話
- ナレーター: 田中嶋 健司, 木村 由妃, 前田 靖子, 、その他
- 再生時間: 4 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
yellow bird project制作、世界の童話シリーズ第26話。大人も子供も楽しめる童話オーディオブックを、多彩なキャストとBGMでお届けします。『桃から産まれたももたろう。ももたろうは悪い鬼を退治するために、鬼が島へいくことになりました。そして鬼が島へと向かう途中、話しかけてきたのは、一匹の犬でした。』
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娘のお気に入りです
- 投稿者: taccu1010 日付: 2024/06/03
著者: 日本の民話
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いっしょに楽しむ にほんむかしばなし 20 ―しゅてんどうじたいじ他8話
- 著者: でじじ
- ナレーター: 中川 奈美
- 再生時間: 57 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
日本のむかしばなしの中から、名作9話を厳選。 小さなお子様にも分かりやすいよう、難しい表現を極力避けています。 朗読のプロが、まるで隣で読み聞かせしてくれているような朗読CDを、 お子様やお孫さんとご一緒に聴いてみませんか。何度でも楽しめる、むかしばなし集です。 【収録内容】しゅてんどうじたいじ/かた目のおじいさん/トラとキツネ/へっこき番人/たからくらべ/こしおれスズメ/かわった名前のこぞうさん/かみさまがいないところ/うたないのに鳴るたいこ
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よかったです
- 投稿者: misamo 日付: 2022/07/20
著者: でじじ
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オオカミが来た! 世界の童話シリーズそ99
- 著者: Aesop
- ナレーター: 田中嶋 健司, 握☆飯太郎, 本庄 麻利子, 、その他
- 再生時間: 5 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
yellow bird project制作、世界の童話シリーズ第99話。大人も子供も楽しめる童話オーディオブックを、多彩なキャストとBGMでお届けします。『「オオカミが来たぞ~!!」羊飼いの少年がヒマつぶしについたウソに、村人達はもう大あわて。その様子があまりに面白かったので、数日後、少年はまたも同じことをしに村に向かいました。しかしその日は少年が帰った後、村人達が集まって、なにやら相談を始めました‥』
著者: Aesop
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風の又三郎 下 : ききみみ名作文庫シリーズ/宮沢賢治全集
- ききみみ名作文庫シリーズ/宮沢賢治全集
- 著者: 宮沢 賢治
- ナレーター: 竹中 直人
- 再生時間: 37 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
「どつどど どどうど どどうど どどう 青いくるみも吹きとばせ すっぱいかりんも吹きとばせ どつどど どどうど どどうど どどう」。この歌は、主人公の又三郎のいわばテーマソングです。二学期の初日、山の分校に転校してきた又三郎。鉱山技師の子供でちょっぴり生意気な子は、忽然と現れ、忽然と去っていきます。まるで二百十日の台風のように、ガラス戸をガタガタ鳴らし、木々を青じろく揺らして登場したので、子供たちは「風の又三郎」というあだ名をつけました。一年生から六年生まで一緒に授業を受け行動する様が、それぞれの学年に応じて個性豊かに描かれています。竹中直人が、山の小学校の子供たちのわんぱくさをいきいきと表し、風の又三郎の不思議さや自然への畏敬を情感豊かに語ります。
著者: 宮沢 賢治