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舞姫
- ナレーター: 三好 翼
- 再生時間: 1 時間 6 分
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あらすじ・解説
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山椒大夫
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父の任地へ向かう、頼りなげな母と子二人と女中の一行。行き暮れ疲れた彼らの隙につけいったのは、恐ろしい人買いたちだった。母と引き離され山椒大夫に売り飛ばされた安寿と厨子王は過酷な毎日を強いられる。いつか父母に会える日がくることを祈りながら耐える二人だったが――(C)アイ文庫 「ことのは出版オーディオブック作品一覧はhttp://www.kotonoha.co.jpにて」
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京都の罪人が遠島を申し渡されると、高瀬舟に乗せられる。島を申し渡された罪人は、重い罪を犯しているが決して盗みをするために火をつけ人を殺すというような極悪な人物が多数を占めていたわけではない。高瀬舟に乗る過半はいわゆる心得違いのために思わぬ罪を犯した人であった。
ある春の夕に、珍しい罪人が高瀬舟に乗せられた。それは名を喜助といい、三十歳ばかりになる、住所不定の男である。護送を命ぜられて、一緒に舟に乗り込んだ同心羽田庄兵衛は、喜助が弟殺しの罪人だということだけを聞いていた。 喜助の様子を見ると、いかにも神妙でおとなしく、自分を役人として敬って、何事につけても逆らわないようにしている。しかもそれが、罪人の間に見られるような、素直を装って媚びる態度ではないのを庄兵衛は不思議に思った。 喜助の顔がいかにも楽しそうで、口笛を吹くとか、鼻歌を歌い出しそうなぐらいに思い、庄兵衛は始終喜助の顔から目を離さずにしていた。...
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異国で身を立てるため勉学に励む青年と、父を亡くした貧しい娘の悲恋が、いま蘇る。
明治から大正にかけて活躍した文豪・森鴎外の初期の代表作を、
高雅な文体をそのままに、音声でお届けします。
政府からの指示で5年前からドイツ・ベルリンへ留学していた主人公・太田豊太郎は、
ドイツ語やフランス語を学び、政治学を修めようとしていました。
幼いころに亡くした父の遺言と母の教えを守り、
ヨーロッパの華やかさに目もくれず、心を動かすまいという固い決意を持って勉学に励んでいた彼は、
ある時、エリスという女性に出会います。
エリスは劇団に所属していましたが、その生活はひどく貧しいものでした。
父の葬儀代が出せないという彼女の窮状を、豊太郎が救ったことをきっかけに、
二人は惹かれあい、交際を始めます。
しかし2人を待っていたのは、全く異なる身の上ゆえに容赦なく降りかかる、様々な困難でした。
いつしか豊太郎は、政府の留学生としての自分の居場所と、
エリスとの関係を天秤にかけざるを得ない状況に陥っていきます。
ドイツ・ベルリンで、二人は果たしてどのような道を歩むのか――
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「無頼派」「新戯作派」の破滅型作家を代表する昭和初期の小説家、太宰治の未完絶筆作。初出は「朝日新聞」[1948(昭和23)年]に「変心一」、のちに同年の「朝日評論」に全文掲載。
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※ 字幕におきまして、底本で「二の字点」を使われている部分はひらがなに変更させていただいております。あらかじめご了承下さい。
著者: 森 鴎外
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