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森鴎外「舞姫」
- ナレーター: 佐々木 健
- 再生時間: 56 分
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あらすじ・解説
大学を卒業後、官僚となった太田豊太郎は、ドイツのベルリンへ出張(留学)する。
法律や政治に関する仕事をこなしていたが、しだいに歴史や文学に心酔していき、上司との関係が悪くなっていく。そんな中、街で泣いているエリスに出会う。
ひょんなことから彼女を助けたことにより恋仲になっていく…が、同じく一緒に来ていた仲間に悪い噂をたてられ…
森鷗外初期の代表作。高雅な文体と浪漫的な内容で、主人公・豊太郎がドイツで過ごした日々や恋人エリスとの話を回想するかたちで進んでいく名作。
森鴎外
1862年(文久2年)島根県に生まれる。森家は津和野藩の典医を務めた。10歳の時、父と上京し、官立医学校に入るためにドイツ語を学ぶ。1873年、東京大学医学部に12歳で入学。卒業後は陸軍軍医副になり、東京陸軍病院に勤務し、ドイツの衛生制度を調べるためにドイツに留学。1889年「小説論」、翻訳戯曲を発表するなど軍医でありながら文筆活動をしていた。「陸軍省医務局長まで務めたが、1916年に退官。その後、東京国立博物館に就任。1922年に60歳で死去。
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※このオーディオブックは、2012年10月にプレミアム会員の皆さまに会員特典としてプレゼントした音源と同じ内容となっています。
2012年10月にプレミアム会員にご登録されていた方は、会員特典として本棚に追加されておりますので、本棚をご確認頂けますと幸いです。
著者: 森 鴎外
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ストーリー
春琴は大阪道修町の薬種商を営む富裕な家の次女として文政12年5月24日に生まれた。容姿端麗な春琴は4歳の頃から舞を習い、その姿は優艶で舞妓も及ばぬほどであった。また、早くから読み書きの道を学び、上達が早く二人の兄を凌駕した。
しかし、春琴が9歳の時、両眼の明を失い、これを機に舞技を断念し、専ら三味線の稽古に励んだ。 春琴は琴の師匠である春松検校の家へ丁稚に手をひかれて稽古に通った。 その丁稚の名は佐助といい、春琴より4つ歳上で13歳の時に始めて奉公に上った。 春琴に忠実である佐助は春琴の稽古の付き添いをするうちに、彼女の好むものを好むようになり、密かに三味線を購入した。
そして寝静まった頃、誰にも気が付かれないように押入れで練習するが、やがて発覚する。 一番番頭に呼びつけられ大眼玉をくらったが、春琴が「聴いてみたい」と言ったことで皆の前で披露することとなった。 短時間の独学にしてはかんどころも確かで、節回しも出来きていて皆は感心した。それから、春琴は佐助に稽古をすることとなり、春琴と佐助は主従の上にさらに師弟関係となった。春琴の稽古は厳しく、撥をもって頭を殴り佐助がシクシク泣き出すことも珍しくなかった。 春琴の稽古時の粗暴な振舞を案じた春琴の両親は佐助を春松検校の門に入れさせ、春琴が直接教授することを封じてしまったのである。...
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二度聞くと少し心に入って来ます
- 投稿者: 偉大なるkami 日付: 2019/09/03
著者: 谷崎 潤一郎
森鴎外「舞姫」に寄せられたリスナーの声
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ストーリー
- サユキ
- 2023/06/28
心地よい物語の世界へ
舞姫は文体が難しく感じていましたので読めておりませんでしたが、オーディブルでは
佐々木様の聞きやすく、耳心地のよい声、語りで雰囲気が崩れず、シーンを想像しながら楽しむことが出来ました。
総尺約一時間、本を開いて目で文章を追いながら聴いてみることをお勧めします。
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ストーリー
- 読者
- 2022/07/27
一度は読んで(聴いて)おきたい作品!
森鷗外の代表作。とても有名な作品ですが、文語体なので自分には少々難しく、今までちゃんと読めずにおりましたが、オーディオブックにて聴きましたら、お話が頭に入ってきました。
とても聞きやすい声で、雰囲気も作品とあっており、文章を見ながら聴くと、格調高い文体の美しさも味わいながら楽しめました。
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ストーリー
- モン
- 2022/07/27
心地よい朗読で名作を堪能できる
「舞姫」は読んだことがあったが、以前、「夏目漱石名作集」やシャーロック・ホームズシリーズで楽しませていただいた佐々木健さんが朗読しているということで聴いてみることにした。
作品への深い理解に裏打ちされたと思われる語りで、読書体験とは別に「舞姫」を味わうことができてよかった。
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ストーリー
- にゃー
- 2022/07/21
鴎外で一番好きな作品
医者として、最新技術の医学を日本に伝える使命とか、海外の名作を翻訳して、日本に伝えるとか、鴎外は、一番やりたかった作家業は、ほとんどできずにいたそうな。そんな鴎外が、作家として活動した短い時間の中で残した名作。読むのもいいけど、聴くと染み入る。
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ストーリー
- tkhsh
- 2022/08/01
穏やかで聞きやすい
オーディオブックで聞くと、小説で読んだ時とは違った味わいがあり、印象深い場面も変わる。
余を活きたる辞書となさんとし、の部分。
文字を追いかけている時はほぼ素通りだったが、今回はとても心に残った。
「聞く」ことで、難しそう、分かりにくそう、と構えることなく素直に内容が入ってくるからかもしれない。
ナレーションの声も落ち着いていて、夜の静かな時間に聞いても心地よかった。
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ストーリー
- michi
- 2023/04/08
睡眠導入剤
内容はさておき、部分部分書き写したくなるほど美しい文体。ナレの良さもあり、聞き惚れてしまいます。でも、口語訳は知ってても、一部言葉の理解が難しいから、すぐに眠くなってしまう。だからいつも、寝つけない時に睡眠導入剤的に聴いています。0.8のゆっくりした速度にして。すぐによく寝られます。
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ストーリー
- 高橋潤
- 2022/07/22
はじめて聴きました
森鴎外の文章は難しそうだなあと思って読むの躊躇していました。
でも舞姫も読んでみたいと思っていたので試しに聞いてみたら、すんなり聴けました。
ナレーターさんが分かりやすく読んでくださっているからかもしれませんが、他の作品も聴いてみようと思います。
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- k.sou
- 2022/08/08
ナレーターさんの雰囲気よい
冒頭では難しい言葉遣いや名称もありましたが、ナレーターさんの落ち着いた語りと雰囲気で次第に引き込まれていく感じがありました。
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ストーリー
- misamo
- 2022/07/28
舞姫の世界を堪能しました
オーディオブックのおかげで、森鴎外の舞姫の世界を堪能できました。聞けてよかったです。ただ、個人的には、男性より女性の読み手の方が、より作品に合っているように感じました。
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ストーリー
- Amazon カスタマー
- 2022/08/01
音声で聴く新鮮さ
昔、高校時代の教科書に載っていた記憶が思い出されますが、当時は内容もよくわからないままでした。
古い言葉遣いながらも、深みのある声と抑揚から登場人物の感情をも読み取ることができます。
大人になった今、手元に本が無くとも、こうして聴くことで作品の新鮮さを感じることができました。
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