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  • 平等バカ-原則平等に縛られる日本社会の異常を問う-

  • 著者: 池田 清彦
  • ナレーター: 梶原 信也
  • 再生時間: 3 時間 49 分
  • 3.8 out of 5 stars (44件のカスタマーレビュー)

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平等バカ-原則平等に縛られる日本社会の異常を問う-

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あらすじ・解説

新型コロナワクチン接種の大混乱
緊急事態宣言下での東京オリンピック強行
拡大し続ける経済格差、公平じゃない消費税、
勘違いした多様性――偽りの「公平」から目を背けるな!
『ホンマでっか!? TV』でおなじみの生物学者・池田清彦が説く、
不平等な現実に向き合う知恵と教養

新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり大混乱が起きた。
同じ高齢者でも具体的に誰から打つのかに頭を無駄に悩ませ、
接種態勢を整えるのに時間を要する自治体が続出したからだ。
また、かつて東日本大震災の被災地支援で毛布を用意したにもかかわらず、
避難所のすべての人に届かないからと配布を取りやめたことがあったそうだ。
いずれも平等にこだわるあまり、非合理極まりない事態に陥っていたのである。

こうした事例を挙げるまでもなく、社会を見回すと平等に拘泥するあまり
非効率なことが起きる事例が蔓延している。
拡大し続ける経済格差、公平ではない消費税、
「多様性」を謳いながら平等に縛られる学校教育の現場はどうか?
恣意的に「平等」を使って国民を騙す行政は大問題だが、
国民の側にも「平等が何より大事」という思い込みがあるのではないか?
日本を覆う「平等が正義」という空気の本質をあぶりだす一冊。

「時にはあえて平等を選択するのが必要なケースはもちろんある。
ただし、しつこく上っ面の『平等』だけを追い求める
『平等バカ』の先にあるのは、実は『不公平』であり、
時としてそれはより深刻な格差にもつながるのである」
(本書「はじめに」より)

●完全な公平を求めるのは非現実的である
●平等バカの根っこにある「嫉妬羨望システム」
●消費税は「広く公平に」課税されてなどいない
●平等に働いても賃金は不平等になる理不尽
●平等な授業が落ちこぼれをつくる
●表面的なジェンダー平等ではむしろ生きづらい
●新しい資本主義には頭脳の多様性が欠かせない
●「決める政治」がはらむ独裁のリスク
●脱「平等バカ」は、自分の頭で考えることから……etc.
©2021 Kazunori Ishimura, Yukiko Ishimura, Yoshinari Ishimura (P)2021 Audible, Inc.

平等バカ-原則平等に縛られる日本社会の異常を問う-に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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平等より公平、多様性の価値

内容はとても良かった。専門知識がなくても理解できるように書かれている。コンセプトとしては日本の平等を見直すことだ。内容は、コロナ禍、選挙、税制度、教育、金銭、学習機会、性、頭脳、身体能力、障害、遺伝などに焦点を当て不平等や治すべき点を指摘している。
著者はこれらを治すには選挙に行くことが1番の解決策と述べている。日本を改めるには、前例がないから政策しないではなく、自分たちが新たな道を切り開くことが必要だということだ。

ナレーション聞きやすかったです。3倍速くらいまでは普通に聞き取れます。

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政権批判が余計

せっかく良い内容なのに、時折出てくる余計な政権批判が無用。

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エッセーと思えば

平易な表現で聴きやすかったです。
コロナなど、個別の事象への著者の考えが綴られていて、あまり体系的に考察されていないようですが、エッセーと思えばこれはこれで有りかなと思いました。軽い文体と、堅いナレーションが合っておらず、聴き辛かったです。

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言いたい事は理解出来るけど

時間を割いて聴く程では無い。確かに群集心理や事無かれ、利権やB層、平等と公平の違い等、同意出来る事柄も多い。まるで近所のおっさんとの会話のよう。ただ、税金については著者は家庭の財布と同様の地方税と混同しており、間違った見解をしている。消費税は預り金(間接税)ではなく、売上税(直接税)で元はフランスが自国の輸出企業を抜け道で助ける手法だった事を理解し説明するべき。著者がもう少し勉強し理解していれば内容は少し違ったかもしれません。

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オリンピックの開催が民意とかけ離れてるって?

勝手な理屈ですね。
ね、よ、で文章を区切るのは耳障り。
ナレーションはとても良いと思います。

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政策批判は止めた方がいい。

政策批判は止めた方がいい。現実の評価は時間とともに明白になるものだ。今評価できないことに白黒をつけようとするのは預言者か目立ちたがりのバカだけだ。がっかりな内容だった。

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