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  • 脱コスパ病~さらば、自損型輸入~

  • 著者: 小島尚貴
  • ナレーター: サイクロプス
  • 再生時間: 8 時間 33 分
  • 4.1 out of 5 stars (22件のカスタマーレビュー)

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脱コスパ病~さらば、自損型輸入~

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ナレーター: サイクロプス
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あらすじ・解説

誰も語らなかった日本経済復活の秘策!
経済的豊かさから、年々遠のいていく日本。「お得で賢い」と思っていた消費は、「国産品の不買運動」だった。長年にわたる日本人の消費判断の病を克服し、真の国力を取り戻すための「忘れられていた方法」を説く。世界約40ヵ国を訪れ、農家、中小企業、職人、行政機関と日本製品の輸出に打ち込んできた貿易実務家がおくる、目からウロコの日本論。大反響を呼んだ『コスパ病』の第2弾!
●章立て
第一章 サービス業にも感染拡大するコスパ病
第二章 ハイテク化する自損型輸入
第三章 令和によみがえった「満蒙開拓団」
第四章 コスパ病と「タイパ病」
第五章 なぜ日本企業は自損型輸入に走るのか
第六章 文化の処刑と歴史の葬儀
第七章 朝鮮戦争と現代日中貿易
第八章 「経営ごっこ」が終わるとき
第九章 経済再建は「言葉の国産化」から
第十章 未曾有の逆境こそチャンス
第十一章 「日本的職業観」に立ち返ろう
●主な小見出し
◎親日外国人を絶望させる英会話学校
◎観光業に広がる奇妙な旅行システム
◎自動車業界にも感染しつつあるコスパ病
◎「マネートラップ」にはまる日本人
◎「加工再輸入減税制度」の盲点
◎「安売り」という麻薬
◎ダイエットと外国語学習で考える能率
◎「うちだけ損しないか」という不安
◎コスパ発想的な教育は人間性への冒涜
◎弱小国で見た中国の国家意思
◎儲けても尊敬できない企業
◎自損型輸入は現代の「公害」
©Naotaka Kojima 2023 (P)2023 Audible, Inc.

脱コスパ病~さらば、自損型輸入~に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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安いものを買うことの意味

消費者として、安くて使えるものだったらそれでよい。でも、質のいいものを丁寧に扱い、愛おしく大切にしたい気持ちもある。なぜ世の中に安いものがたくさんあるのか、多くの消費者が安いという理由だけで買い続けたらどうなるのか。すばらしいもの、美しいものに惹かれるのは人間の本質。少しずつその気持ちを取り戻す手がかりになるのが、地産地消。日本の産業、工業、農業を弱くする輸入品が、日本に住む私たちの心持ちをどのように変えるのか、またどのような心のあり方から、このような輸入品が支持されてきたのか。歴史、文化、教育、貿易、宗教、言語、さまざまな観点からみる。とても深い内容なので2度聴きました。

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驚きの内容

今まであまり深く考えないで、お金の節約のためになるべく安い商品を選ぶようにしていました。しかし、この本を聞いて自分の考え方が大きく変わりました。日本人がみんな外国製の安い商品を選ぶことの危険性を知りました。この本の内容がもっと広く日本に知られるようになって、消費者や企業が変わってくれたらいいなと思いました。

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ミヒャエル・エンデ『モモ』がそういう話では

 ミヒャエル・エンデ『モモ』がそういう話ではないだろうか。人々の人生である時間を現代日本で言うところのタイパで切り刻む時間泥棒に主人公モモが立ち向かう話だったように記憶している。尤もモモは剣を振るったり魔法を使ったりはしないが。こう考えるとこれは日本特有の現象というより現代資本主義に見られる傾向の一つではないかと思う。
 一握りの富裕層というか王や貴族の凌ぐ富や力を持ちながら建前上労働者と同じ一市民である資本家にとって購買力の高い先進国の消費者はいっても賃金の高い先進国の労働者はいらないので、それらを切り捨てたという事ではないかと思う。尤も購買力は天から降るものでも地から湧くものでも無く、お金と経済を上手く回さないと生み出せないものではあるが、富裕層は一市民に過ぎない自分達にそんな義務は無いとでも思っているのではないかと。かといって革命を起こしたとしても、資本家はこき使うだけだが、党やその幹部は時に反革命分子のレッテルを貼る事もあったりするが。
 本書で言う自損型輸入は自国の地方をあたかも植民地のように扱う事で、バブル期からというのもその前に貿易摩擦で叩かれて外から富を得る事か難しくなったので、収奪の対象を自国の地方に変えたという事ではないかと思う。
 最終的には収奪では持続できない。やり返されるか共倒れになるしかない。自分達で生み出した付加・効用価値でやっていかなければ持続できないという当たり前の事になるのではないだろうか。

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反中愛国イデオロギー

上から目線で批判する物言いに辟易する。
一面から見れば大体正しいことを言っているが、世界はもっと複雑で、他の面がたくさんある。
 文化を大切にし、自国の物を買おう。
そうする方がいいのは確かだが、まずは給料が上がらないと消費者に選択肢などない。
 以前、持続可能な農業の番組を見て、結論が「高くても、無農薬や放牧農法の作物を1人1人の消費者が買う選択をする」だったことに落胆したのと同じだ。
1割高いくらいなら、私だって日本産の物を選ぶ。
 それでも、この本を読んで、もう少し出来る範囲で日本の物を選びたいとは思った。
 …後、中国の簡体字、日本の新字体を批判するが、この本は旧字体で書いてるの?

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"脱"自損型輸入の間違い

"脱"自損型輸入は間違っている。自分なりの解釈で一言で表そうとするならば
「日本の景気が悪いから日本生産に戻せ、その方法はこうだ。」といった内容だ。

発想は一見正しそうだか、これは集団の規模が変わっただけに過ぎない。
自損型輸入では自社とその社員、そしてその家族が潤えば良い。という集団の利益

それをやめて国内生産にすると、日本が景気が良くなれば良い。という集団の規模が大きくなるだけだ。
自分も含めて日本人である以上は日本の景気が良くなるのは大歓迎だが、中国ではその仕事を生活の糧にしている人は多くいるわけで、その人たちの仕事を奪っている事実は確実にある。

結局のところ、自分だけ、自分の所属している集団のだけ利益があれば良い。という考えは、自損型輸入をしている企業とこの筆者でなにも変わらない。
全く偉そうなことは言えないのである。

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自損型輸入というワードはこれからも流行る事はないだろう

この著者の言っている事は消費者の選ぶ権利を否定しているだけ。「日本人なら日本製だけ買え!」なんて時代錯誤すぎる。日本人が海外の物を買うなら、海外の人に日本の物を買ってもらえるように変わって行けば良いと思う

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